知的障がい児・知的障がい者施設を運営する

12月の設定活動では、みんなでゲームをしました。

 

まずは、始まる前にルールやお約束を確認します。

負けたときの振る舞い方や悔しい気持ちの表現の仕方を伝えることで、負けることがあってもまたやりたい！と思えるように事前に伝えるようにしています。

 

 

ゲームの内容は、写真カードやイラストを並べて伝えています。

“何をどのくらい取り組むのか”がパッと見て分かるため、

お子さん一人ひとりが、見通しを持って参加することが出来るようになってきました。

 

 

また、順番に取り組む内容のときには、【順番表】も使います。

“自分の順番が保障されていること”や“自分の順番がいつ来るか”を

自分で見て確認出来るようになっています。

４月の頃は「待てないよー」と順番を待つことが難しかったお子さんも

今では順番表を見て、着席出来るようになってきました！大きな成長ですね。

 

 

カルタでは、自分で取れた！という【達成感】を得ること、

読み札をよく聞いてカードを取るという【ルール】【順番を待つこと】を狙いにしていたので、

お子さんの前に色のシートを置き、カルタを数枚並べた設定になっています。

必ず取れるカードがあることで、意欲的に参加することが出来、お友達がカードを取ったときには拍手も起きていました！素敵です！

 

ゲームには、ルールや順番、勝敗があるものが多く、苦手なお子さんもいます。

 

目で見て分かる形でルールや順番、感情の出し方などを伝えながら、繰り返し取り組むことで

“分かって出来ること”を増やし、自信や達成感に繋げていきます。

 

自信や達成感が積み重なることで、

負けたときにも「どんまい」「次頑張ろう」と、

気持ちの切り替えも少しずつ上手になっていきます。

 

“分かって出来るからゲームは楽しい”という時間を

これからもたくさん経験して欲しいと思います。